二楷堂昴の人生忙しい

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二楷堂昴が技術者のために技術知識を書いていきます

Oracle12cR2をインストールしていく3/4【自宅検証用】

今回は3/4という事で、OracleDBをインストールしていきます。
久々のインストールで、少し失敗しました。

その点についても書いていきます。

というか先に書いておきますね。
それでは書いていきます。

ホスト名に_(アンダースコア)がダメだった

本番環境でもあまり気にしていませんでしたが、_(アンダースコア)ってホスト名では禁止文字なんですね。
検証とかで適当に使っていましたが、Oracleにエラーではじかれました。
これは別にOracleだからダメという話ではありません。

使うならハイフンにしましょう。

めんどくさいので、とりあえず今回は以下に修正しました。

[root@oracle12c ~]# hostnamectl set-hostname oracle12c
[root@oracle12c ~]# shutdown -r now

Oracleインストール

それではインストール作業をしていきます。
OUIを使うので、oracleユーザでログインします。

以下の通り、xhostのアクセスを許可して、文字化けが面倒なので環境変数LANGを設定します。

[root@oracle12c ~]# xhost +
[root@oracle12c ~]# export LANG=C
[root@oracle12c ~]# /tmp/database/runInstaller


正常にOUIが起動すると以下のように表示されます。
画面内のチェックを外します。(個人でMOS使える人はいないと思いきや、実は会った事あります)

f:id:nikaidosubaru:20180320225647j:plain


警告が出ますが、そのままYESで先に行きます・

f:id:nikaidosubaru:20180320225805j:plain


インストールタイプですが、データベースはDBCAで作成するので、今回はsoftware onlyを選択します。

f:id:nikaidosubaru:20180320225820j:plain


今回はデータベースはシングル構成なので、1番上を選択します。
RACを構成する場合は、真ん中でRAC One Dodeであれば一番下です。
そのうち、RACも方も書いていきたいと思います。

f:id:nikaidosubaru:20180320225918j:plain


言語は英語と日本語を選択します。
Englishしかない場合は、Japaneseで探して追加しましょう。

f:id:nikaidosubaru:20180320230050j:plain


今回はエンタープライズエディションでインストールしています。
SEの人はSEを選択しましょう。

f:id:nikaidosubaru:20180320230141j:plain


Oracleベースとソフトウェアのインストール先の指定です。
これは本番環境でも変えた事はありません。
前はdbhome_1とか謎に_を付けられていたので修正していましたね。

f:id:nikaidosubaru:20180320230230j:plain


インベントリディレクトリも変更しません。
そのまま先に行きます。

f:id:nikaidosubaru:20180320230401j:plain


Oralceの機能で、それぞれOSグループが割り当てられます。
ここは手順通りで問題ありませんが、差分がある場合はOS設定を確認しましょう。

f:id:nikaidosubaru:20180320230430j:plain


本当なら事前チェックが走りますが、全て正常なのか最終確認画面に来てしまいました。
2/4で書いたカーネルパラメータやリソース制限にミスがあると修正を求められます。
今回はないのでそのままインストールします。

f:id:nikaidosubaru:20180320230538j:plain


正常にインストールが開始されました。
あとはrootスクリプトを待ちます。

f:id:nikaidosubaru:20180320230657j:plain


少し待つとrootスクリプトの実行を求められます。
ちなみに私の環境はSSDなのでインストールもめちゃくちゃ早いです。

f:id:nikaidosubaru:20180320230732j:plain


rootスクリプトを実行していきます。
順番はかならず守りましょう。

[root@oracle12c ~]# /u01/app/oraInventory/orainstRoot.sh 
Changing permissions of /u01/app/oraInventory.
Adding read,write permissions for group.
Removing read,write,execute permissions for world.

Changing groupname of /u01/app/oraInventory to oinstall.
The execution of the script is complete.
[root@oracle12c ~]# 
[root@oracle12c ~]# /u01/app/oracle/product/12.2.0/dbhome/root.sh 
Performing root user operation.

The following environment variables are set as:
    ORACLE_OWNER= oracle
    ORACLE_HOME=  /u01/app/oracle/product/12.2.0/dbhome

Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]: 
   Copying dbhome to /usr/local/bin ...
   Copying oraenv to /usr/local/bin ...
   Copying coraenv to /usr/local/bin ...


Creating /etc/oratab file...
Entries will be added to the /etc/oratab file as needed by
Database Configuration Assistant when a database is created
Finished running generic part of root script.
Now product-specific root actions will be performed.
[root@oracle12c ~]# 


OKを押すと正常に完了します。
クリーンインストールで安心しましたね。
Oracleの再インストール地獄ほど嫌なものもないですからね。。。

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今回はOracleソフトウェアのインストールまでです。
次回はリスナーの作成・データベースの作成・プラガブルデータベースの作成をしたいと思います。