Oracle12cR2をインストールしていく1/4【自宅検証用】
Oracle 18cのリリースが発表されているので、おさらいにOracle12cをシングルで構成します。
環境はVMware ESX 6.5評価版を構成しています。
プライベートクラウドについては構成について疑問があれば別途説明したいと思います。
また、既に構成済みのRACもあるので今度紹介していきたいと思います。
今回やっていく事は以下です。
- Oracleインストール用の設定を実施
- Oracleインストール
- コンテナデータベースの確認
まず、OSですがOralceLinuxは無償で入手が可能です。
Oracleでプロファイルを作成すれば誰でも入手可能です。
Oracle Software Delivery Cloudからダウンロードします。
全ファイルをダウンロードすると14.5GBにもなるので、以下の画面の通り必要なISOファイルだけダウンロードします。
ダウンロードが完了したら作業を開始していきます。
Oracle Databaseについてもダウンロードしておくことをお勧めします。
OTNライセンスがあるので、開発・個人学習ではEE版の機能も無償で使用する事が可能です。
OSインストール
スペックは以下の通りになります。
業務利用するには物足りないスペックですが、検証用とであればメモリは4GB、HDDは50GBで十分です。
- vコア:2
- メモリ:4GB
- ストレージ:sda-50GB
ESXから一応スペックを載せておきます。
(ネットワークがInterconnect LAN(RAC用)になっていますが、VM Networkに変更しています。)
では作業を開始していきます。
まずはVMRCを起動してOSメディアをマウントしてインストールしていきます。
【起動時にBIOSへ接続】に必ずチェックを入れましょう。
次にBoot設定の優先順位をHard Driveを上位に設定します。
あとは、BIOS画面のうちにメディアを接続しておきましょう。
VMRCでは画面右上のディスクマークを右クリックすれば接続できます。
正常にメディアにマウントされるとインストール画面になります。
【Install Oracle Linux 7.4】を選択します。
言語設定は日本語で設定していきます。
【Japanese】で検索すると簡単に出てきます。
各種設定画面に入ります。
まずは【ソフトウェアの選択】について設定を変更していきます。
今回はOUIを使用してOracleDBをインストールしていく予定です。
なので、【GUIサーバー】を選択します。
その他のソフトについてはインストール時は特に指定をしません。
次にkdumpを無効にします。
検証のためメモリをフルに活用するためです。
最後にディスクのパーティション設定です。
今回はsdaのみ50GBで構成します。
特別パーティションは設定しません。
しかし、tmp領域やSwapが不足する場合は後からfdiskで調整したいと思います。
パーティション構成を完了にすればインストールプロセスに進めます。
rootパスワードやユーザ作成は必要に応じて実施しましょう。
インストールが完了したら、メディアをアンマウントして再起動を実施しましょう。
インストール完了後
ライセンスの承諾やOSユーザの作成・タイムゾーンの指定があります。
基本的に全て適当で問題ありません。(検証だから)
インストール作業はここまでで終了です。
次はOSの設定を実施していきます。